身体の歪みが自律神経失調症の原因の一つであることは以前述べました。
更に当院では臨床経験から、自律神経失調症は首に大きな原因があると考えています。現代の生活環境から猫背やストレートネックの方が多く、それが自律神経の中枢である「脳幹」を圧迫しているからです。

猫背が首の負担を大きくする

猫背になると頭の重心が前方に出るため、バランスを取ろうとして顎を前に出します。頭が前方に出ると、首・背骨に重心がまっすぐ乗らないので首肩に負担がかかって来ます。
頭が前方に15度傾くだけでも、負担は2.5倍に。45度傾くと頭の重さが4.5倍の22kgになったのと同じくらいに負担が首・肩にかかります。
もちろん首・肩の負担が耐えられなければ、骨はゆがみ、腰や内臓にまで影響を及ぼして行きます。

頭が前方に出ると、首・背骨に重心がまっすぐ乗らないので首肩に負担がかかって来ます

姿勢が良い場合は、首の前後ろの筋肉のバランスが取れています

悪い姿勢が首の筋肉のバランスを崩す

姿勢が良い場合は、首の前後ろの筋肉のバランスが取れています。猫背になると、首の後ろの筋肉ばかりが緊張し、首の前の筋肉は萎縮して首・肩こりにつながります。姿勢をまっすぐに!と思っても、猫背の人は首の前の筋肉がないため、3分もその姿勢を維持することができません。
また、下顎が前・後方にずれている為、姿勢を良くすると、二重あごになってしまう方もいます。
これは顎を出す姿勢の長く続いて出来たいらない肉のせいです。
こうして悪い姿勢はどんどん悪い状況を作り出し、自分の意識だけでは治せなくなっていきます。
きちんと筋肉のバランスを取り戻しながら、姿勢矯正して行くことが必要です。

首の骨のゆがみ=「脳幹」を圧迫

猫背がひどくなると、首の筋肉バランスが崩れ首の骨に歪みが出ます。
①首の曲がりが強いタイプ:後方に負担が集中する為、椎間板ヘルニアに成り易い。ストレートネックも含む
②首の骨がずれるタイプ:脱臼しやすく、寝違えや鞭打ちに成り易い
首の骨のゆがみ=「脳幹」を圧迫

このように首の骨のゆがみやコリがあるとストレスに非常に弱くなります。
それは首の骨の1番上の部分には「脳幹」と呼ばれる自律神経の中枢があり、首のゆがむ事でストレスがかかり、自律神経を乱す1番の原因になるからです。

「脳幹」にはコントロ‐ル・体温の調節・睡眠の調整などがあります。
その為自律神経が乱れると、ストレスに弱くなる・夜眠れなくなる・便秘や下痢・体がだるい・生理痛、生理不順・手足の冷えや呼吸や心拍も浅く早くなるので、過呼吸や動悸など「パニック障害」の症状を起こします。
脳幹のストレスを取り除いてあげることが自律神経失調症には不可欠な治療です。

「脳幹」にはコントロ‐ル・体温の調節・睡眠の調整などがあります

猫背・ストレートネックの予防法

◎パソコンモニターの最上部が背すじを伸ばした状態で目の高さになるようセットする。
◎スマホや携帯を使う時はなるべく高い位置で操作する。
◎リュックサックを使う人はストラップをキツメに締めて背負うこと。ストラップが緩いと、バランスをとるために首猫背になりやすく反り腰の原因にもなります。

 

自律神経失調症と首の治療症例

①自律神経失調症、胃痛、ストレス、パニック障害、頭痛、不眠(20代女性)
右腕のしびれ、自律神経失調症、動悸、不安感 (40代男性)

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