当院の治療では、まずこの背骨、首、骨盤の筋肉をじっくり緩めます。

特に初診の患者さんは緊張しやすく、慢性的に固まった筋肉はほぐれにくいのですが、中国整体特有のリズムと浸透力がイタ気持ちいい感覚で深部の筋肉まで届き、体の芯からほぐれて力が抜けて行くのが分かると思います。

次にほぐれた筋肉を3D方向に動かし、可動域を広げながら関節に隙間を作って行きます。背骨(12個)首の骨(7個)と腰の骨(5個)に加え、骨盤の関節に少しずつ隙間が出来ることにより、そこから出ている脊髄神経(自律神経を含む)への圧迫がなくなります。

関節の間(椎間板)に余裕が生まれることで、歪みがなくなり身体の構造のバランスがとれ、骨格に上手く体重をのせて支えられるようになれば、筋肉の慢性的な緊張は不要になり、体調も回復することができます。

治るメカニズム

治るメカニズム

治療後は身体の力が抜け、自律神経の圧迫がなくなるのでスムーズなスイッチ切り替えが出来て、しっかり体を休めることが出来ます。睡眠中にしっかり副交感神経がオンされることで、深い呼吸や体温の上昇、血管が拡張され、血圧や免疫力、ホルモンが安定します。

鍼灸の効果

さらに当院では鍼灸治療を加えることにより、脳内モルヒネβエンドルフィンを引きだします。

βエンドルフィンとは・・・
もともと人間の脳内にある神経伝達物質で、モルヒネと似た分子構造をもっており、高揚感や幸福感が得られ、モルヒネの6.5倍の鎮痛効果があるといわれています。マラソンの途中で「苦しい」と感じるときに起きる「ランナーズハイ」もこの作用といわれています。

このβエンドルフィンは鎮痛作用が有名ですが、血流改善や自律神経の調整など様々な面からも効果を出し、免疫力強化、老化を防ぎ、自己治癒力を高める作用があります。
鍼灸の刺激を、皮膚の下や筋肉にある「感覚受容器」がキャッチして脳に伝えβエンドルフィンが作られます。