主な症状

・おとといの朝、首を寝違えた

・痛みで眠れない、首が動かせない

・年に3回位寝違えをおこすが、過去最高の痛みで救急外来に行きレントゲン血液検査を受けたが異常なし

治療過程

<検査>

・右後頚部に熱感有

・痛みの為可動域はかなり少なくなっている

 

<治療過程>

1回目:うつ伏せなど体位の変換にも強く痛みが伴う為、座位で鍼治療。施術後は前後の動きが少し取れるようになるが、痛みは強く残る。

2回目:翌日に来院、変化はあまりないとのこと、2回目の治療の開始直後は圧痛が強かったが最後の方には痛みを感じなくなる。

3回目:初回から連日続けての治療。可動域がだいぶ広がり夜寝られるようになったとのこと。今回からうつ伏せでも治療を開始。整体と鍼治療で筋肉の緊張をとる。術後には完全に痛みが消えたとのこと。

先生のコメント

寝違えやぎっくり腰などの急性症状の多くには、筋肉の組織の炎症が伴う為に、個人差がありますが2~5日程度初期に炎症期というものがおこります。

炎症によってその部位に痛み、熱感、発赤、機能障害などの症状がおこります。今回の患者さんもその流れで初期に熱感、痛み、首が動かせない(機能障害)があり、強い痛みが引くまで、血液循環をよくすることでなるべく早く炎症を抑え、炎症が引いた後に可動域を広げ、筋肉の回復させることで痛みが取れました。