主な症状

・右腰椎間板ヘルニア

4か月前に発症し足指まで痺れ、3か所の整形外科に行ったが改善せずに、最近さらに悪化して腰殿部に眠れないほどの痛み

治療過程

<検査>

・SLR陽性

<治療過程>

1回目:痛みがひどく整形外科の診断も済みなので、検査は簡単に済ませ、骨盤周り、殿部から施術しました。骨盤が緩んできた所で腰部、背中の筋肉を緩め、側臥位で肩甲骨、首まわりの施術で終了。運動法はなし。腰殿部に軽さが出て痛みは半分以下になった。

2回目:前回後だいぶいいが、動きによって痛みがある。特に階段の昇り降りが辛い。前回同様筋肉を緩めた後、側臥位で腰の牽引。

3回目:かなり良好。気温が下がり冷えが出てきたのでお灸を加え施術した。

4回目:仕事で重い物を持つことがあり腰に負担をかけたが、痛みにはならず。痛みがなくなったので、運動法をしっかり行い、牽引ストレッチで椎間板への負担を軽減。

5回目:仕事に行くにもコルセットを忘れるほど良くなった。

 

先生のコメント

当院に来る前に整形外科に通って改善しなかったので、本人もあまり期待していない様子でした。患部だけでなく骨盤まわりや脚のツボ、肩甲骨(第二の骨盤と言われる)をほぐし、背骨全体のバランスを整えることで、腰の椎間板にかかる負担を軽減しました。発症から半年は、出てしまったヘルニアを戻す自己治癒力があると言われています。痛みが取れた後も半年間は腰にあまり負担をかけずに、筋肉の柔軟性を保ち牽引などで椎間板の圧力を減らすことが大切です。