主な症状

・二か月半前から右肩関節の夜間痛
・ズキズキ痛む
・冷え症

<検査>

・ライトテスト(-)、モーレーテスト(右+)

・右肩可動域 前挙90°後挙40°外転90°でロック。

・(先天性股関節症なので普段ほとんど運動しない。)

治療過程

1回目:背中がガチガチに固まっていたのでゆっくりほぐし、遠位・局所に鍼治療。冷えは症状としては見えず。

術後は前挙100°後挙45°外転変わらず。夜間痛様子見。

 

2回目:五日後、今回から1週間集中コース。術前、前挙120°後挙40°外転120°痛みなし。夜間痛が気付かないぐらいぐっすり眠れている。前回よりも背中柔らかいが、まだまだ硬いのでしっかりほぐす+鍼治療。

 

4回目:夜間痛なし。ジャンピング傘ではない日傘を右腕でひらけず左腕でひらいていたが、2回目の治療後右腕で傘をひらくことが出来た。背中も自覚できる程柔らかくなった。

 

先生のコメント

普段ほとんど運動をしないうえに、コロナ禍でますます外出も減りついに症状が出てしまったのだと思います。東洋医学で夜間痛は、冷えと血流の悪さです。肩周りをしっかりほぐして血流を促し、全身の流れも調整しました。肩の症状は結帯動作や結髪動作などで可動域の判断をしますが、日傘をひらくという日常的な動きでも判断できるものだと今回は患者さまに教えられました。