主な症状
・パニック障害、1年前より薬を服用しているが最近症状が悪化した
・動けない局面だと気が狂いそうになる
・パニックになるんじゃないかという不安感
・症状が出るシチュエーションが増えてきている(車の運転・遅延の電車・エレベーター・会議など)
・不眠
治療方法
<検査>
・首・肩甲骨内縁・腰の硬さ
・緊張すると手掌から滴り落ちる位の汗が噴き出る
・舌ふるえ 淡白舌 歯痕 数脈
<治療過程>
1回目:首から腰にかけての背中全体の硬さがあるので、まずはしっかりと筋肉をほぐす。鍼治療は初めてだったので、手の甲の反応点と後頭下部に切皮程度の刺鍼。
2回目:5日後の来院、ぐっすり眠れたとのこと。パニック症状の局面なし。首・腰はまだ硬い。背中の張りはやや良くなった。全身整体と首・腰中心の刺鍼。内関穴(心悸・精神不安を和らげる)にパイオネックス。
4回目:電車・エレベーターでは症状が出なくなった。社内会議では症状はあるものの半分位に和らいだ。 鍼治療は苦手かもという事なので、肩甲骨内縁を中心とした全身整体。首肩は柔らかさを維持。睡眠状態良好。お盆に帰省したら安全に考慮しつつ、車の運転にチャレンジするとのこと。
先生のコメント
以前からパニック障害のような自覚症状があり薬も処方されていましたが、二週間ほど前から急に症状が強くなり来院されたとのこと。この患者さんは、首腰の硬さもありますが特に肩甲骨内縁の張り感が顕著でした。整体によりからだ全体の血流を改善し、背中の自律神経を整える治療を行いました。自分でも全く原因がわからず不安な気持ちを持たれていましたが、しっかり眠れるようになったのと、施術中の会話などから明るさが出てきたかなと思います。