主な症状

・皮膚・目・口が乾く
・便秘
・仕事忙しくストレスが溜まると悪化する。
・夜に症状悪化し眠れない

治療過程

<検査>
・舌診:裂紋舌 紅 舌下怒張なし
・脈診:数脈
・皮膚の乾燥が激しく顔面は赤黒く、背部は赤くかゆみが強い。
・滲出液は耳介に多い。

<治療過程>

1回目:ストレスにより交感神経が常に強く働き、リラックスできていないのでまずは全身の筋肉をほぐし副交感神経をしっかり働かせるため全身整体を行い、体内に溜まっている熱をしっかり放散させる為にツボと経絡を使った鍼治療。

2回目:眠りの質が上がり、寝つきが良かった。一回の治療でアトピーのかゆみの症状も緩和している実感がある。脈はまだ数で早いので今回も体をリラックスさせることに専念した治療を行う。

3回目:一度眠ったら起きなくなったとのこと。耳の滲出液はまだあるが、背部と顔面の皮膚の乾燥が少なくなりピンク色の状態の変化し良好。仕事に行くと体力の消耗が激しいので気の補充を行う。

先生のコメント

超多忙、そのため持病であったアトピーがさらに悪化し、3ヶ月の入院を経験したことのある患者さんでした。
とにかく体の中に溜まる虚熱を冷まして、運動で発汗した際に老廃物を外に出してあげることが必要だったのでその指導も行いました。今では顔面の赤黒さも落ち着き、カサついている感じはありますが、治療と本人の運動を行う努力が大きな効果をもたらしたようです。