【頭痛・天気痛・気象病・気候痛】
毎年梅雨や台風が来る時期になると、「頭痛がひどくなる」と言う患者さんが増えます。昔から「古傷がうずくと雨が降る」なんて話もよく聞きますが、雨と頭痛どんな関係があるのでしょうか?
雨が降る前は気圧が低くなりますが、この気圧の変化が脳の視床下部を刺激して交感神経が活発になります。交感神経は血中にノルアドレナリンを放出しますので血管を収縮したり、ヒスタミンやTNFαと呼ばれる痛み物質を放出して神経を刺激して頭痛を引き起こすのです
でも低気圧になっても誰もがみんな頭痛になるわけではありません。日常的に首や肩コリがあったり、眼精疲労や悪い姿勢、食いしばり等で硬くなった筋肉が普段から神経を圧迫していると、上記の要因がプラスして痛みとして表れるのです。
ですから頭痛の対策としては、首肩などの硬くなった筋肉を柔らかくして血流を改善して神経の圧迫をなくす。過剰な交感神経を抑え、副交感神経とのバランスを整えることが必要です。個人差はありますが、1回の施術で痛みはだいぶ改善され、3回位続けて治療すると神経への圧迫はかなり解消されるでしょう。