主な症状
16年前からパニック障害で薬を服用。
症状は安定していたが、妊娠を目的に仕事をやめて医師に相談のもと減薬した途端に、頭痛、吐き気、動悸、息苦しい、唾液過多などの離脱症状が出て精神状態も悪化。薬の量を元に戻したが一向に良くならず、漢方薬を1か月前より飲み始めたものの、なかなか改善されず来院。
・息苦しい、動悸 ・吐き気、もたれ、食欲不振 ・頭痛
・首、肩、背中のコリ ・不安感、イライラ、疲労感 ・耳鳴り
・目の疲れ、かすみ ・唾液過多
治療過程
<検査>
猫背、巻き肩、胸鎖乳突筋の張りが強い
首・肩周りの筋肉=収縮
筋肉量=少ない
力が抜けずくいしばりが強い
背骨T5~10盛り上がり
<治療過程>
1回目:軽く押しても痛みがあるので柔らかめの施術。初め背部の圧迫で吐き気が出るものの徐々に軽減。うつ伏せ時間は短めにして側臥位(横向き)で首肩を施術。術後、頭痛、吐き気、胃の違和感、息苦しさはなくなった。
2回目:肩上部に筋肉痛が残り、今回も初め背部施術で吐き気あったが、側臥位で肩周りが柔らかくなると胃の裏側(T5~10)の突っ張りも取れ、吐き気もなくなった。くいしばり対策として咀しゃく筋も施術。
3回目:息苦しさ、耳鳴、コリ感があまりないとのこと。時折また吐き気はあるが少なくなってきた。施術中の痛みも少なく背部の圧迫で気持ち悪くなることもなくなった。
4回目以降かなり調子よく、電車に乗っても不安感や発作が出ることはなくなった。
先生のコメント
2週間連続で1週間集中コースで6回施術したので、急激に症状が緩和しました。初めは本当につらく施術も痛かったようですが、ご本人も普段の姿勢を注意していて、普段の生活を取り戻し、2週目には美容室やショッピングに行けるまで回復しました。あとは肩の可動域と首の硬結を解消して、減薬までしっかりサポートしていきたいと思います。