主な症状

・4月の中旬から2か月近く左肩甲骨内側に痛み。腕のしびれ
・激痛ではなく突っ張るような感じの痛みで、ゴルフや仕事の後、症状が酷くなる。

治療過程

<問診> 問診の結果、全体的な気不足の為気血を押し流す力が弱く、「通じざれば痛む」の原則により、痛みが生じたと診断。

6/11 :局所である肩、肩甲骨周りは気血を流す手技をし全体は気を補う手技を施した。術後、少し突っ張り感が残るとのことで、吸玉を使い走缶して一回目の治療は終わった。
6/12  :翌日。昨日より随分楽になったとのこと。しかしまだ突っ張る感じが残る。肘と腰も痛むとのことで肘と腰の治療も加える。
6/14 :痛みはなくなったが、体をひねると突っ張る感じが残るとのことで、局所的にそこに気血が足りてないと考え補う手技を施す。術後、まだ少し突っ張る感覚が残るとのことで、阻力鍼をすると消失。
6/16  :腰や肘の痛みもほとんどなく肩甲骨内側の痛みもあと少しなので、3回目と同じ治療後痛み消失。

先生のコメント

この患者さんは、とても鍼の反応が良く1回の治療で主訴の痛みが半分ぐらいまで軽減しました。2回目の治療を終えた時点で、最初の痛みを10とすると3~4ぐらいまでに軽減しており、3回目の治療終了時では2~1までになっていました。今後はその痛みを1~0までにすることと、症状が戻らないことを目標とし治療を続けます。