主な症状

・5/19朝(来院4日前)に寝違い。
・以前にも寝違えたことがあり、自然に治ったので今回も放置していたところ、痛みが肩の方まで悪化。唾を飲み込むだけでも痛く、食事が出来ない状態に。

治療過程

<検査> 頸椎C5~T1のかなりひどい狭窄。腕のしびれはないがひどい猫背で、背中~腰まで硬く、腰椎の生理的な弯曲がない。首の左右・下の動きは多少出来るが、上向きが出来ない。

1回目 :上半身を中心に施術。肩まで広がっていた痛みは消え、お茶が飲めるようになった。首や背中もかなり緩んだが、上を向いたりして左の首の付け根を圧迫すると痛みが出る。
2回目  :翌日、本人は昨日と比べ段違いに良くなったと言う。しかし骨の狭窄が治ったわけではなく、肩甲骨周り、背中もまだ硬い。
3回目 :2日後痛みが減ったので、仕事をし過ぎて、再び唾を飲み込むだけで痛みが出て、通勤前の朝一番に来院。首の骨の両側が硬いが、右の方はたいぶ良くなったので側臥位(横向き)で角度を変えて施術。だいぶ楽になった。

先生のコメント

寝違えと言ってもかなり重症の患者さん。日々のハードなデスクワークと悪い姿勢で、首骨の間が狭窄して神経や血管を圧迫していた所に寝違えが起こったようです。つまり普段から首や肩に負担がかかっていて、以前寝違いがあった時にしっかり治療しなかった為、今回は重症になってしまった。ここでしっかり治療しないとまた同じことが起きるし、さらに悪くなる可能性が極めて高いと思われます。

ぎっくり腰と同じで何回かやっていて、その都度痛みが取れても、しっかり治療しないと、回数を重ねるごとにひどくなり、治るのも遅くなるのです。