夏バテも熱中症も「体温調節」が鍵?

連日の猛暑で身体の不調を訴えている人が増えています。体がだるい、寝れない、疲れが取れない、食欲不振、胃もたれ、暑いのに足だけ冷える、めまいや頭痛など。

人間は本来、気温の変化があっても体を守る体温調節の機能が備わっています。皮膚温度が上がったり、運動などで深部体温が上がると脳(視床下部)から体温調節の中枢に伝わり、自律神経を通じて次の2つの方法で熱を体外に放出します。

①皮膚から熱を放散 :皮膚の血管を拡張させて身体の外に放散させる。

②発汗 :交感神経が汗腺を刺激して汗を出し、汗が蒸発するときの気化熱によって熱を放出する。

<夏バテ・熱中症の原因>

上記のとおり人間の体は体温調節機能があり、熱を放散させることで熱に弱い脳や身体を守っているのですが、季節の変わり目や猛暑や冷房などで適応能力を超えてしまうと自律神経の働きが乱れ、体温調節が出来なくなってしまいます。

また暑さによる多量の発汗で、水分やビタミン、ミネラル(塩分など)が不足し、疲労感やめまいを起こしたり、水分の過剰摂取で胃液が薄まり、消化機能が落ちて胃もたれや食欲不振になる。暑さによりぐっすりと眠れずに睡眠不足になり疲れが溜まってしまいます。

<特に気をつけた方がいい人>

体温調節機能が未発達な子供、体内水分が少なく暑さや喉の渇きが感じずらい高齢者、普段から運動をしない血液循環の悪い人、下痢など脱水症状がある人、睡眠不足、肥満の人は特に注意が必要です。

<予防方法>

・発汗で失う水分と塩分ミネラルの適度な補給

・十分な睡眠

・暑い時間帯の外出はなるべく避け、室内を冷房や扇風機などで温度・湿度調節する。

・やも得ず外出の際は帽子や保冷剤、水分を持参して、日当たりを避け、こまめに休憩を取る。

当院では全身の血液循環を改善して、自律神経を整える施術を行っております。体を整えて体内の熱を放散しやすくしておきましょう。最近体がだるい、睡眠が取りずらい、胃腸がおかしい、下痢が続く、足だけ冷える、めまいや頭痛があると言う方は是非ご相談下さい。