主な症状

・腰膝酸軟(だるくて痛い)

・寝付きが悪い、夜間頻尿、便秘

・胸のむかつきで食欲不振

・手足先の冷え

治療過程

<検査>

・舌診苔厚、中心に裂紋あり。脈診浮、弦

・お腹全体的に張りが無い

・背中硬い

 

<治療過程>

1回目:年齢・症状などから腎陰陽両虚証と判断し、足の要穴にお灸をしつつ整体でじっくりほぐす。マッサージや整体は初めてらしく、お灸含めとても気持ち良かったとのこと。

2回目:5日後に来院したが、特に変化なし。手足先の冷え強く、食事してもおいしくないとのこと。食べないことには自己治癒能力が上がらないので、胃腸を整え、施術の圧に気をつけながらお灸も併用して行う。

3回目:まだ胸のむかつきはあるが手足の冷えはなく、術後は背筋が伸び足が軽くスタスタ歩けるようになったとのこと。

4回目:3回目の施術以降胸のむかつきがスッキリしたので食欲増進。ちょっとだけ天ぷらを食べてしまい、むかつき再発。しかし手足先の冷えはなく温かった。

10回目:胸のむかつきは安定し、トンカツ食べても大丈夫になった。治療は補腎を中心に、前かがみ歩行の矯正・指導。

 

先生のコメント

あらゆる検査をして異常なしの結果で、半信半疑で来院されたとのこと。なかなか胸のむかつきが取れず食事もおいしくない、足がふらつくので外出も控えるとマイナスなことばかり考えていたそうです。年齢からくる足腰の弱さはあると思いますが、しっかり治療していけば人生百年楽しく生活していけると思います。